2005-12-01から1ヶ月間の記事一覧

本日の読書

島尾敏雄・小川国夫 『夢と現実 ―六日間の対話―』(筑摩書房) 攻め手の小川国夫に島尾敏雄は防戦一方時々ちょっぴり反撃という感じ。

2005年年間ベスト5

年間通して読んだのは再読あわせて101冊。文庫の新刊を除けば新刊本は立花種久の『電気女』以外買っておらずこれもまだ読み終えていないから年内に新刊されたものは一冊も読み終えなかったということになる。新刊本なしで年間ベスト選ぶのも変な話なのだけれ…

本日の購入

島尾敏雄・小川国夫 『夢と現実 ―六日間の対話―』(筑摩書房) 井上光晴 『地下水道』(岩波書店) 『日本文学全集 高見順集』(集英社) 島田紳介 『風が、とまるとき』(小学館) 伊藤政則 『ヘヴィ・メタルの逆襲』(新潮文庫)

本日の読書

買った本をちらちらと見ただけ。

京都

所要あって京都へ。合い間に寺町通りの古本屋と三条のブックオフによったり、縁切り神社として知られる安井金比羅宮を覗いたりした。内容はドロドロとしているのに筆跡に乱れのない絵馬に怨念の深さを知る。そんな縁切り神社のすぐ近くにラブホテルが何軒も…

本日の購入

赤江瀑 『八雲が殺した』(文春文庫) 金井美恵子 『迷い猫あずかってます』(新潮文庫) 松浦理英子 『セバスチャン』(河出文庫) 各105円。ドン・ウィンズロウ 『ストリート・キッズ』(創元推理文庫) ドン・ウィンズロウ 『仏陀の鏡への道』(創元推理…

本日の読書

ジャン=フィリップ・トゥーサン 『ためらい』(集英社文庫)少し。

本日の読書

ジャン=フィリップ・トゥーサン 『ためらい』(集英社文庫)少し。

本日の読書

P・D・ジェイムズ 『女には向かない職業』(ハヤカワ・ミステリ文庫)読了。

P・D・ジェイムズ 『女には向かない職業』(ハヤカワ・ミステリ文庫)

小説に描かれた女性の中でもっとも好きな女性はコーデリア・グレイだ、と常々思っていたものの、不思議と一度も再読していなかったので、久しぶりに再読してみる。初めて読んだ頃、僕はまだ十代だったはずで、あの頃はまだ二十世紀だった。関係のない話だ。 …

本日の読書

東野圭吾 『名探偵の掟』(講談社文庫) P・D・ジェイムズ 『女には向かない職業』(ハヤカワ・ミステリ文庫)半分ほど。

東野圭吾 『名探偵の掟』(講談社文庫)

故あって再読。本格推理のパスティーシュであると同時に優れた本格推理論でもある。新本格ブームの最中、いかにして東野圭吾はこの『名探偵の掟』を書くに到ったのかということに興味を持ったりした。名探偵の掟 (講談社文庫)作者: 東野圭吾出版社/メーカー:…

本日の読書

中上健次 『火宅』『浄徳寺ツアー』(『岬』文春文庫)

茶漬け

昨日の鯛の残りで鯛茶漬け。この喰い方が一番美味い気がする。

本日の読書

レイモンド・チャンドラー 『事件屋稼業』(『事件屋稼業』創元推理文庫)

何故だかよく解らないのだけれど鯛の尾頭つきを貰う。鯛などさばいたことがないどころか、ここ二年ほど切り身ばかり買っていたので魚をさばいていない。とはいっても折角新鮮なものを貰ったのだから、戸惑っていても仕方ないのでどうにかこうにかさばく。刺…

本日の読書

倉知淳 『まほろ市の殺人 春 無節操な死体』(祥伝社文庫) レイモンド・チャンドラー 『簡単な殺人法』(『事件屋稼業』創元推理文庫) クロード・オリエ 『治安維持』(工作舎)少し。

倉知淳 『まほろ市の殺人 春 無節操な死体』(祥伝社文庫)

真幌市という架空の地方都市を舞台にした「幻想都市の四季」という競作の一作。これにてこのシリーズは四作とも読了。 途中で、あるいはひょっとしたらこんな真相ではないか。いやそんなハズはあるまい、と思ったことがほとんどそのまま真相であったりしてが…

本日の読書

クロード・オリエ 『治安維持』(工作舎)少し。

模様がえ

人からパソコンデスクを貰ったのでそれにあわせて部屋の模様がえをする。動かすものは本棚くらいしかないのだけれど、本棚の上にも本が山積みになっているのでなかなか大変だった。今までは学習机の上にパソコンを置いていたり、ダンボール箱を組み合わせて…

本日の購入

クロード・オリエ 『治安維持』(工作舎) ネット古書店にて購入。 今月ちと本買い過ぎで、金欠である。本を少し買い過ぎた(しかも105円の古本がほとんど)くらいで金欠になってしまう経済状況が我ながらさもしい。

本日の読書

松浦理英子 『乾く夏』(『葬儀の日』河出文庫) 立花種久 『魚を獲りに』(『電気女』パロル舎)

炬燵の中

炬燵にだらしなく寝そべり本を読む。単に仰向けになっただけでは本に影で出来てしまうので、微妙に半身を捻り、具合良く本に蛍光灯の光があたるようにする。その蛍光灯は半球型のカヴァーに覆われていて、まるで太陽のようだ、というには光が柔和すぎ、月の…

アウチ

人様の誤植を指摘する前にオノレの誤字脱字の多さをどうにかしろという話。

本日の購入

立花種久 『電気女』(パロル舎) 立花種久の新刊が出ていたのを迂闊にも二ヶ月遅れで知る。店頭にはもう並んでいないだろうと思ったのでAmazonで注文。本日到着。いままでの単行本の倍ほどもある分厚さで吃驚。パロル舎いつになく気合入っているなと思うも…

本日の読書

立花種久 『摩天』(『電気女』パロル舎)

寿司屋

友人の奢りで久しぶりに寿司を食う。人様の奢りでありながら「一時寿司握ってことがあるから回転寿司とかとてもじゃねぇが食えねぇんだよね」などと生意気言っていると連れていかれたのは回転していないカウンターと座席が少しあるだけの小さな店で、握って…

本日の読書

大下宇陀児 『偽悪病患者』(『新青年傑作選集3 骨まで凍る殺人事件』 角川文庫) 中上健次 『黄金比の朝』(『岬』文春文庫)

大下宇陀児 『偽悪病患者』(『新青年傑作選集3 骨まで凍る殺人事件』 角川文庫)

『新青年』昭和十一年一月号に発表。妹と兄との往復書簡という形式から変格ものかと思いきや立派な本格もの。妹の手紙の中で、勿論の略として「モチ」という言葉を用いられていて、七十年も前から使われていた言葉だったのネ、と興味深く思う。

夕食日記

本日はカキフライと海老フライという贅沢な夕食。タルタルソースを自作したところ、大変美味しく出来たので、余ったのをご飯の上にかけて食べたりする。