2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧

はてなフォトライフテスト

本日の映画

『未知との遭遇』

本日の読書

藤枝静男 『みんな泡』『黒い石』(『虚懐』収録) 車谷長吉 『赤目四十八瀧心中未遂』少し。

買い物日記

帰りにブックオフに寄ったら、新潮社の日本文學全集が一冊五十円で投売りされていたのでいくつか買ってくる。『里見紝/宇野浩二集』『石川淳集』『武田泰淳集』『堀田善衛集』の四冊あわせて二百円。刊行は昭和三十七年なのだけど、箱や背表紙は日に焼けてい…

本日の読書

志賀直哉 『母の死と新しい母』『清兵衛と瓢箪』『正義派』『プラトニック・ラブ』(『城の崎にて・小僧の神様』収録) 車谷長吉 『赤目四十八瀧心中未遂』少し。

志賀さんと藤枝さん

志賀直哉の短編集の解説を、藤枝静男が書いているというのをインターネットのどこかでみかけて、それは全然知らなかったと、本棚をガサゴソとして、探し出してきたら、解説を書いているのは高田瑞穂という人で、藤枝静男ではなかった。よくよく確かめてみた…

本日の読書

大江健三郎 『生の連鎖に働く河馬』(『河馬に噛まれる』読了) 志賀直哉 『城の崎にて・小僧の神様』(角川文庫)収録の藤枝静男が書いてる解説。

大江健三郎 『河馬に噛まれる』

学生時代の友人に大江健三郎が大好きな人がいて、しきりに読め読めと薦めるので、かえって読まなかったりした。多分『性的人間』と『われらの狂気を生き延びる道を教えよ』の二冊しか読んだことがない。それなのに突然読んでいたりしたのは何故かというと、…

井上光晴 『虚構のクレーン』

終戦直前から直後の青年たちを自由に闊歩する文体で描いた青春小説であると思った。不思議なことなど何一つ書かれていないのに、じわりと滲むような得体の知れなさがあって、被災者で満載になった車内で小便を我慢していた女がついに堪えられなくなって風呂…

本日の読書

井上光晴 『虚構のクレーン』読了。 大江健三郎 『サンタクルスの「広島週間」』(『河馬に噛まれる』収録) 藤枝静男 『やっぱり駄目』『ニハニ』(『虚懐』収録)

井上光晴 『虚構のクレーン』

金子光晴を探していたらかわりに見つかったのが井上光晴だったというのが読み始めるきっかけであるという嘘のようなホントの話。その時手に取ったのは講談社文芸文庫の『目の皮膚/遊園地にて』という短編集で、『目の皮膚』というタイトルもよかったのだけれ…

神様の愛い奴

『ゆきゆきて、神軍』の奥崎謙三氏死去。 享年八十五。僕の祖父と同い年だったのか。

本日の映画

『パラサイト』 「フィニィはハインラインの『人形使い』をパクって『盗まれた町』を書いたのよ!」「スピルバーグもルーカスもゼメキスもみんなエイリアンなんだ!」 SF読みが世界を救うB級SF青春映画。

本日の読書

井上光晴 『虚構のクレーン』少し。

ケサランパサラン

帰り道、ケサランパサランを見かけた。ふわふわと風に舞うそれは勿論大き目の綿毛か何かに違いなく、手を伸ばせば届きそうなところをゆっくりと流れていくので、一つ掴まえてやろうと思ったのだけれど、横合いの道から、学校帰りらしい赤いランドセルを背負…

本日の映画

『海猿』少し。

本日の読書

大江健三郎 『死に先だつ苦痛について』(『河馬に噛まれる』収録) 井上光晴 『虚構のクレーン』少し。

進化した猿たち

テレビで映画『海猿』を見る。ロケ地である呉市の風景がよいなぁなどと思いつつ、物語に没入できずにいて、チビノリダーであった人が死んでしまったところで興味を逸してしまい、テレビはつけっ放しにして、読みかけの本を読むのに戻った。音声だけ何とはな…

変る可能性のある仮題

そういえばタイトルが未定のままだった。何か恰好の良いタイトルをつけようと未定のままにしておいたのだけれど、今のところ特に何も思い浮かばないようなので、「十セントの紅茶」とでも仮題しておくことにしたいと思う。

本日の読書

藤枝静男 『ゼンマイ人間』(『虚懐』収録) 井上光晴 『虚構のクレーン』

藤枝静男 『ゼンマイ人間』

『虚懐』に収録されている『ゼンマイ人間』を読み終えて、ふと巻末の初出と見てみたら、昭和五十五年一月号の『群像』に発表されたものだった。『ゼンマイ人間』の前に収められている『みな生きもの みな死にもの』は昭和五十四年の二月号に発表されたものだ…

本日の映画

『スター・ウォーズ エピソードⅠ』

本日の読書

藤枝静男 『石心桃夭』読了。 藤枝静男 『みな生きもの みな死にもの』(『虚懐』収録) 大江健三郎 『四万年前のタチアオイ』(『河馬に噛まれる』収録) 後藤明生 『関係』(『笑い地獄』収録)

藤枝静男 『石心桃夭』

新聞雑誌等に発表された随筆を集めた随筆集。私小説家が書く小説と随筆は区分が難しいと思うも、これは随筆集と名うたれているのだから、随筆集でいいのだ。『両方贋物』『眼鏡のツル』『梅干し』など思わず声を出して笑ってしまいそうになるような愉快なも…

本日の読書

大江健三郎 『四万年前のタチアオイ』(『河馬に噛まれる』収録) 藤枝静男 『石心桃夭』少し。 井上光晴 『虚構のクレーン』少し。

せむしの理髪師

散髪に行くと、いつもの丸顔の理髪師はおらず、背の低い白髪頭の男がぼぞぼぞと聞き取り難い声で出迎えてくれ、やけに猫背な風だなと見てみれば右肩のあたりがぼっこりと膨れていて、ははんこういうのを傴僂というのだろうと思い席についた。ぼぞぼぞと声は…

本日の読書

藤枝静男 『石心桃夭』少し。 井上光晴 『虚構のクレーン』少し。

空梅雨なんでしょうか。

本日の読書

大江健三郎 『「浅間山荘」のトリックスター』『河馬の昇天』(『河馬に噛まれる』収録) 藤枝静男 『石心桃夭』少し。 井上光晴 『虚構のクレーン』少し。

お人形

帰り道。人形のように小さな頭をした女子高生が自転車に跨って、コンビニエンスストアの横をさっと駆け抜けていくのを見た。あのような小さな頭に、本当に脳みそがはいっているのだろうかと思った。そう思うのはある種の羨望なのだろうと家に帰ってから気づ…