夕日を見た

帰り道。曇り気味の空に沈む夕日が見え、「ああ、今日の夕日は満ち欠けのまるでない見事にまんまるな夕日だなぁ」と思った。それが馬鹿なことだと気づくのに数秒の間があった。その数秒の間、僕の頭の中では太陽は月のように満ち欠けするのが当然だった。太陽が満ち欠けしてしまっては、ソーラーカーだん吉が困ってしまう。