2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

本日の読書

阿部和重 『インディヴィジュアル・プロジェクション』(新潮文庫) 藤枝静男 『春の水』(『ヤゴの分際』講談社)半分ほど。

追記

チャック・パラニュークの『ファイトクラブ』は一九九六年発表。 『インディヴィジュアル・プロジェクション』は一九九七年発表だった。

阿部和重 『インディヴィジュアル・プロジェクション』(新潮文庫)

『ファイトクラブ』と非常によく似ているのだが、チャック・パラニュークの原作と『インディヴィジュアル・プロジェクション』の発表は同じ年のことであり、当然映画『ファイトクラブ』の公開は、そののちのことなのだから、この類似はおそらく偶然のことだ…

おいおい

宮根誠司アナが「おはよう朝日です」のなかで、「昔は芥川賞直木賞ちゅうたら、和服来たおじいちゃんおばあちゃんばっかりやったんやから」などという戯けたことを言っていた。直木賞はともかく、芥川賞は新人賞やっちゅうねん。まったくもって文化果つるマ…

本日の読書

チョーサー/桝井迪夫訳 『カンタベリー物語 (上)』(岩波文庫)読了。 藤枝静男 『家族歴』(『ヤゴの分際』講談社)

チョーサー/桝井迪夫訳 『カンタベリー物語 (上)』(岩波文庫)

カンタベリー巡礼を共にすることになった二十九人の男女が、カンタベリーへの道すがら順に物語を話すことになった、という形を取る枠物語。二十九人の男女のなかには作者チョーサー自信も含まれていて、「弁護士の物語」の序で、その弁護士によるチョーサー…

この時間になっても、まだ夕焼け空じゃないんだな、と何気なく空を見上げると、鳩サブレの形の雲の切れ間があって、久しぶりに鳩サブレが食べたくなった。ついでにひよこ饅頭も食べたい。

本日の購入

藤枝静男 『ヤゴの分際』(講談社)久しぶりにネット古書店で藤枝静男を探してみたら、初期の作品集『ヤゴの分際』が随分と安かったので購入する。少々汚れがあります、とのことで、結構ひどい状態だったりするのではないかと少し心配していたのだが、手元に…

ここ数日の読書

チョーサー/桝井柚尾迪夫訳 『カンタベリー物語 (上)』(岩波文庫)少し。 エドガー・アラン・ポオ 『沈黙』『群衆の人』(『ポオ小説全集 2』創元推理文庫) 藤枝静男 『雄飛号来たる』(『ヤゴの分際』講談社)『カンタベリー物語』がとても面白いので、…

麻婆豆腐

暑いときには辛いものだろう、ということで麻婆豆腐を作る。 少々辛くしすぎたようで、一口口にする度に、汗がダラダラ流れ出てくるのだが、あっという間に完食した。二種類の豆板醤を混ぜるのがこだわりである。

本日の読書

チョーサー/桝井柚尾迪夫訳 『カンタベリー物語 (上)』(岩波文庫)少し。

本日の購入

谷崎潤一郎 『文章読本』(中公文庫) ドーデー/桜田佐訳 『月曜物語』(岩波文庫)

『カンタベリー物語』を求めて

抄訳の『カンタベリー物語』を少し読んでみたところ、予想外に面白かったので、完訳の岩波版で読み直し始める。 中巻がないので、古本屋を三軒回ってみるが、三軒ともに上巻しかなく、定価で買うしかあるまいと、本屋を三軒巡るも、『カンタベリー物語』がな…

本日の夕飯

このところ手抜きが続いていたので、天ぷらなど作ろうと思ったはいいが、野菜が高くて困る。サツマイモが一本三百円もするし、カボチャも高い。結局、ナス、シシトウ、エビ、かき揚げの四種となった。

本日の読書

豊田有恒 『神々の黄昏 −オリンポス・ウォーズ−』(集英社文庫)読了。 チョーサー/金子健二訳 『カンタベリー物語』(角川文庫)少し。 『カンタベリー物語』は、完訳の岩波文庫版を読もうと思ったのだけれど、実は上中下巻の上下巻しか持っていなかったり…

豊田有恒 『神々の黄昏 −オリンポス・ウォーズ−』(集英社文庫)

日本神話とギリシア神話の節操ない往来を楽しく読んでいたのだが、後半、話は一挙に加速していき、ほとんどドタバタコメディのごとくになってきたと思うと、あっという間に終わってしまって、ちょっと呆気にとられてしまった。ラストシーンの放り投げっぷり…

蒸し器な我が家

毎年、夏になるとわかりやすく食欲が落ち、気づいてみると今日口にした固形物は夕飯に食べた冷麦だけだった。 夏バテしやすいのは体力不足というより栄養不足なのかもしれない。もうすでに夏バテ気味。

昨日今日の読書

豊田有恒 『神々の黄昏 −オリンポス・ウォーズ−』(集英社文庫)半分ほど。 稲垣足穂 『瓶詰奇談』(『新青年傑作選 第二巻 怪奇・幻想小説編』) 渡辺温 『可哀想な姉』(『新青年傑作選 第二巻 怪奇・幻想小説編』)

本日の購入

阿刀田高 『ホメロスを楽しむために』(新潮文庫) 安部公房 『箱男』(新潮文庫) 庄司浅水 『世界の七不思議』(現代教養文庫)

追記

「奇妙な味の小説」は、江戸川乱歩の言葉であった。とんだ勘違い。

ポオ

本の山から創元推理文庫の『ポオ小説全集 2』『ポオ小説全集 3』『ポオ 詩と詩論』を発掘してくる。先月、芥川龍之介をちょこちょこ再読していて、芥川とポオとはわりと似通った部分があるのではないか、などと思い、久しぶりにポオを読んでみようと思ったた…

本日の読書

谷譲次 『上海された男』(『新青年傑作選 第二巻 怪奇・幻想小説編』) 水谷準 『お・それ・みお』(『新青年傑作選 第二巻 怪奇・幻想小説編』)

本日の借本

『新青年傑作選 第二巻 怪奇・幻想小説編』(立風書房) アルベルト・マングェル&ジアンニ・グアダルーピ/高橋康也 監訳『世界文学にみる架空地名大辞典』(講談社)

本日の購入

阿刀田高選 『恐怖の森』(福武文庫) 阿部和重 『インディヴィジュアル・プロジェクション』(新潮文庫) 泉鏡花 『外科室・海城発電』(岩波文庫) 豊田有恒 『神々の黄昏 −オリンポス・ウォーズ−』(集英社文庫)

図書館

家ででろんとしていても、じめじめむしむしするだけだから、図書館まで涼みにいく。 閲覧室で図鑑やら画集やら広げ、ぼんやり見ていると、テスト前らしく高校生が大挙してやってきて試験勉強など始めだし、なにやら肩身が狭い思いがしたのだけれど、ここは図…

ここ数日の読書

忍足欣四郎訳 『中世イギリス英雄叙事詩 ベーオウルフ』(岩波文庫)読了。

忍足欣四郎訳 『中世イギリス英雄叙事詩 ベーオウルフ』(岩波文庫)

格調高さと読みやすさを兼ね備えた名訳で、とても面白く読めた。単純な怪物退治の話と思いきや、当時のスカンジナヴィアの複数の王家が絡んでくるので重層的に折り重なるような部分もあって、人物関係を把握するのがちょっと大変だったのだが、その分脇役も…

本日の読書

忍足欣四郎訳 『ベーオウルフ』(岩波文庫)少し。 エドガー・アラン・ポオ 『ボンボン』(『ポオ小説全集 1』創元推理文庫) エドガー・アラン・ポオ 『不条理の天使』(『ポオ小説全集 4』創元推理文庫)

久々に一日歩き回りとても草臥れる。

昨日今日の読書

忍足欣四郎訳 『ベーオウルフ』(岩波文庫)少し。 エドガー・アラン・ポオ 『ヴァルドマアル氏の病症の真相』『アモンティリャアドの酒樽』(『ポオ小説全集 4』創元推理文庫)