2007-01-29から1日間の記事一覧

嵐山光三郎 『文人暴食』(新潮文庫)

『文人悪食』の続編。『文人悪食』に比べると、紹介されている作家の知名度はやや落ちる。『文人悪食』が教科書級だとすれば、『文人暴食』は国語便覧級といったところか。全く知らなかったのは久保田万太郎だけだったけども、他も名前を知っているという程…

後藤明生 『行き帰り』(中央公論)

従来の小説のカタルシスを徹底して避け、決定的な出来事はなにも起こらない。それなのになぜこうも面白く感じるのか。後藤明生の面白さを語るには僕には小説を語る言葉が不足していて、後藤明生を語り、さらに楽しむためには小説そのものへの造詣を深めなけ…

フォークの神様

昼飯を食いながら「笑っていいとも」を見ていると、岡林信康が出てきたのでえらく驚いた。椅子からずっこけそうになったほどだ。岡林は連絡が取れないことで有名なんだけども、そうか、石川さゆりは岡林のエンヤトットを歌っているのでその縁か。高石ともや…