『女王の教室』第二回

初回ほどのインパクトあるシーンはなかったものの今回も楽しく見れた。
本作の天海祐希は圧政者にして革命家であり、女スターリンと呼ぶべきかもしれないと思う。子どもを虐待して云々という世評があるようだけど、金八先生のように子どもの側に多数の問題を抱え込ませる方がよほど陰惨なのであって、世の理不尽を天海祐希が一身に引き受けることによって図式を濃縮単純化した本作の方がよほど娯楽として優れていると思う。少なくとも僕にとっては見ていて辛いのは金八先生の方だった。うまくすれば二十一世紀の抵抗文学と呼び得るほどになるかもしれないとまで書くと大袈裟に過ぎるので、やはり「んな、あほな」と、楽しく、なははと笑いながら見るのが良いのではないでしょうか。
主演の女子児童は今回も目ん玉引ん剥きっぱなし。あの顔を好きになってしまいそう。