月曜日だけど休日

以前から場所だけは知っていた古本屋に行く。郊外型の大型店で、古本だけでなく、CDやゲーム、何故だか洋服屋の店舗まであったりして、古本屋以外の別の名称で呼ぶべきかもしれないのだけど、古本以外には用が無いので、僕にとっては古本屋である。初めていく店だったので、棚を巡るうちに、あれこれ抱え込んでしまい、ちと買い込んでしまったかと反省しつつレジに向かったら、「月曜日は文庫百円」との張り紙があって、思わず心の内で「やたー!」と快哉をあげてしまった。九冊買って九百円で済んだ。千円束一枚でお釣がくる。実にお買い得だった。家に帰り、だらしなく寝そべって、あれこれつばみ読みしていたら、何時の間にか眠りこけていて、相変らずの変な夢から目覚めるともう夕方だった。冷たいシャワーを浴びてから、米を研ぎ、ありあわせの材料で適当な夕食を作り、ぼんやりテレビを見ながら飯を喰った。