矢作俊彦 『マイク・ハマーへ伝言』(角川文庫)

矢作俊彦の処女長編。タフな探偵が出てくるわけでも、ダイイング・メッセージものでもない。いうならば不良少年青春カーアクション小説。三年もガソリンスタンドでバイトしていたことがあるくせに、車に関して知識も興味もまるでないので、半分くらいよくわからなかった。復讐する相手が人ではなく、車だというところに成る程そういうものかと思う。

マイク・ハマーへ伝言 (角川文庫)

マイク・ハマーへ伝言 (角川文庫)