ジャン=フィリップ・トゥーサン/野崎歓訳 『ためらい』(集英社文庫)

友人を訪ねるためにわざわざやってきながら、なんだかよくわからないためらいのために友人の家を訪れずことが出来ず、その「ためらい」の周辺を妄想を交えいつまでもグルグル回っているというほとんどそれだけの話で、実に僕好み。