『電脳コイル』第六話「赤いオートマトン」(ETV)

すっかり『電脳コイル』ファンサイト化しつつある昨今ですが、一挙再放送も当然一挙に見たわけで、何度も見てるはずなのに、今回初めておっと思ったことがあった。
第二話での夢のシーンの直前、デンスケにおそらくイリーガルによると思われるCドメインへの接続があり、その影響を受けメガネをかけたまま寝ていたヤサコが夢見たんじゃないだろうか。もしそうだとすると、夢の中でのお兄ちゃんからの呼びかけはヤサコへのものではなく、イサコへのもとだったんじゃないかと思える。何年か前に空間を破壊しようとした(鍵を開けようとした)暗号屋というのがイサコの兄であり、何らかの理由により鍵を開けるのに失敗し(あるいは成功した結果なのかもしれない)鍵の向う側の異世界に囚われてしまっており、異世界との接点となっているイリーガルを通して「鍵を開けてはならない」と、イサコに警告を与えようとしてたのが、「ユウコ」違いでヤサコのところへ届いてしまったとか。
そう考えるとイサコがなりふりかまず鍵を開けようとしているのにも納得がいくし、主要キャラに兄弟が多いのも「兄弟」がテーマの一つになっているからなのかもしれない。ってことはイサコは女王様キャラであると共にお兄ちゃん大好きっ子の妹キャラでもあるということになるのか。「空間をぶっ壊した頓馬な暗号屋ってのはお前の兄貴だったのかよ」みたいことを言われると「お兄ちゃんのこと悪く言うな!」とブチ切れちゃうとかそんなんか。


で、今回色々設定が明かされつつ気になるのはサッチーがパワーアップしたらしいことで、なんか変形して空でも飛んじゃいそう。あるいは四つのビームを束ねてハイメガ粒子砲になるとか。
「首魁」や「縦割り行政」なんて言葉は知っているのに、「守秘義務」がわからないフミエの語彙力が不思議。
ヤサコのお父さんはメガネ会社勤務じゃなかったのか。四話でのメガネ会社云々って台詞はなんだったのだろう。あるいは空間管理室関係の職員はメガネ会社から専門の人間が出向してきているとか。
オバちゃんが十七歳ってのはギャグでありましょう。
色々危険が多い中、妹を一人で帰らせようとするのもどうかと思わないでもないが、あの年頃の兄弟を疎ましく思ってしまうのは案外普通なことかもしれない。あの歳で地図が読めちゃう京子は結構凄いと思う。
7月30日に花火大会がある模様。
ヤサコはやっぱりプチプチ黒い。