2006-05-07から1日間の記事一覧

本日の読書

古井由吉 『親坂』(『椋鳥』中公文庫) 複雑怪奇を極める男と女の話。 女を抱きにいく度に語り手の家に預けられる幼い娘の描写がなにやら恐ろしいほどで、最後の語り手の台詞にはゾォっとしてしまった。下手なホラーよりよほど恐ろしく、よくもまぁこんな話…

この雨降り特有の匂いは、雨そのものの匂いなのか、それとも雨に濡れたアスファルトの匂いが立ち昇ってくるものなのか、なんてことを少し考えたりした雨降りの日曜日。