本バトン

大胆不敵なことで知られる呼鳥さん(id:alabaster)からひっそりバトンを頂いたのでのでひっそり回答したいと思う。


01.いつ頃から本が好きになりましたか?
母親が保母をしていたこともあって、家に絵本が大量にあったので、物心つく前から。
小学生にはいってからはいわゆる児童文学を読み漁り、学校から帰って来ると、まず宿題をすませ(小学生の頃はまだ真面目で成績もよかったのだ)、外に遊びに行き(以外とアウトドア派だったのだ)、家に帰ってからはテレビも見ずに本を読んでいた(テレビがないほど貧乏だったわけではないのだ)。今でも児童文学がもっとも多量に読んだジャンルだと思う。あの頃のピュアさを取り戻したい。


02.家族に本好きな人はいますか?
母親が多少読む。母の兄や、母の従兄弟がSF好きで、その影響で星新一小松左京筒井康隆といったあたりを読んだ。


03.幼い頃に読んだ絵本は?
かいじゅうたちのいるところ
せいめいのれきし
おしいれのぼうけん
ことばあそびうた
ふりむけばねこ
などが特にお気に入り。


04.学生時代、読書感想文を書くのは好きでしたか?
お題自由な作文は得意だったのだけれど、読書感想文は好きではなかった。実は今でも読書感想を書くのは苦手。


05.毎号チェックする雑誌はありますか?
数年前に、十年近く買い続けていた『BURRN!』を購読するのを止めてしまってから、毎号チェックしている雑誌はない。漫画雑誌を読む習慣はないし、いわゆる文芸誌もまったくチェックしていない。文芸誌は雑誌・専門誌の類のなかで、もっとも雑多なのではないかと思っている。小説、エッセー、評論とあって、しかもその傾向が揃っているわけではないので、買ったところで三分の一も読まないと思う。


06.ベストセラーは読む方ですか?
新刊本を買うことは殆どないので、今売れている本を読む機会は滅多にない。お金がない。


07.本は書店で買いますか、それとも図書館で借りますか。
主に古本屋。さらにいうとブックオフ古本市場。最近はネット古書店も多用。
うちの近くにあった個人経営の古本屋は軒並み潰れたらしい。図書館は中央図書館がもっと近くにあれば、よく利用したと思う。


08.あなたは「たくさん本を買うけど積ん読派」? 「買った本はみんな目を通す派」?
たくさん買って、とりあえず解説だけ読んで、積ん読する。本の壁が出来ている。


09.本を捨てることに抵抗がありますか?
抵抗がある。よほどのことがない限り捨てないし売らない。火事になると大変。


10.本をよんでる人は”目力”があると耳にしたことがありますがそう思いますか?
本の読みすぎで目が悪くなって、目つきが悪くなるってこと?


11.本屋さん、何時間いられますか?
本は家で一人で読みたい人なので、あまりいられない。一時間くらいが限度。本屋のはしごなら何軒でも大丈夫。あと、三十分以上いると、かならずといっていいほどトイレに行きたくなる。しかもうんこの方。


12.お気に入りの本屋さんがあったらおしえて♪
京都に住んでいたときは、河原町通りのブックファースト、今は無き丸善をよく利用していた。今年、花見で京都に行った際、BALにジュンク堂が出来ていてびっくり。大阪だと曽根崎警察近くの旭屋書店
地元に最近ようやく講談社文芸文庫を置いてある店をみつけ、ちょくちょく行くのだけれど、まだ一冊も購入してない。


13.本屋さんへの要望・リクエストがあったらどうぞ。
講談社文芸文庫白水uブックスは必ず置くこと!


14.気になる箇所にはラインを引く派? 隅っこを折る派?
本の扱い方がぞんざいな癖に、書き込んだり折ったりはしない。


15.速読派と熟読派、あなたはどちらですか?
速読しても内容が頭にはいってくる場合は速読するのだけれど、最近は読むスピードも集中力も低下しているので、自然と熟読している。


16.本を読む場所で、お気に入りなのは?
トイレ、蒲団の中、部屋の隅。


17.無人島に1冊だけ本を持っていけるとしたら。
サバイバル関係の本がいるんじゃね?


18.生涯の1冊、そんな存在の本はありますか?
アカシックレコード


19.あなたのお気に入りの作家は?
海外
ウンベルト・エーコ
エドガー・アラン・ポー
ポール・オースター


国内
内田百間
立花種久
後藤明生
藤枝静男


20.本を選ぶときのポイントやこだわりはありますか?
わりとタイトル買いが多い。
高校生の頃に、そのみょうちくりんな作者名とこれまたみょうちくりんなタイトルが気になって何の予備知識もなく読んでみたのが、『ドグラ・マグラ』だったりした。『ドグラ・マグラ』の隣りにあったこれまたみょうちくりんな作者名と大仰なタイトルの本も気になっていたのだけれど、いつの間にかなくなっていたので、図書館で借りてきて読んだのが『黒死館殺人事件』で、これは一家に一冊なければ! と梅田まで出て買いにいった際、あやしい青薔薇の表紙とあやしいタイトルに惹かれ一緒に買ってきたのが『虚無への供物』。
この三冊が日本三大奇書と呼ばれているのを知ったのは『虚無への供物』読了後だった、というのは嘘なようなホントの話。こののち、『虚無への供物』で言及されていたものを中心に意識的にミステリを読み始める。それまでは赤川次郎辻真先くらいしか読んでいなかった。


21.本はどこから読みますか?
解説・あとがきを先に読んでしまう派。解説・あとがきがないと少しがっかりする。
CDを買った際も先ずはライナーノーツの類を読む。家電製品のマニュアル等は読まない。あれは読み物ではない。


22.昔、読んでた漫画
じゃりン子チエ』『三丁目の夕日』『究極超人あ〜る』など。
少年漫画雑誌は読んでいなかったので、同時代の少年漫画はあまり読んでいない。かわりに従姉妹が読んでいた『りぼん』を読んでいたりした。萩尾望都など花の24年組もよく読んだ。


23.学生時代ハマった本
ポール・オースターの『シティ・オブ・グラス』。柴田元幸はこれを『ガラスの街』としたいようだけれど、『ガラスの街』というタイトルだったら買っていなかった。変格探偵小説としてミステリ好きに薦め、ポカンとされたことが何度かある。いわゆるニューヨーク三部作の日本での出版元が三つとも違うのは妙な話。ところで、『Timbuktu』の邦訳は一体いつになったら出るのか。


24.つまるところ、あなたにとって本とは。
わりとお金のかからないコストパフォーマンスのよい娯楽。
貧乏故に新刊本は買えないが、それにしたって、CDやゲーム買うより安い。


25.バトンを回す半茶さん
サイト名が「半茶」なだけでハンドルネームが半茶なわけではないのだけれど、便宜上半茶さんと呼ばれることが多く、それはつまりサイト読者から半茶と命名されてしまったということで、サイト「半茶」の管理人は半茶であるという既成事実が出来上がってしまっているが、それでもやっぱり半茶でない半茶さん。