横溝正史 『悪魔が来たりて笛を吹く』(角川文庫)

正月にドラマが放送されるらしいので、どんな話だったかしらん、と手に取ってみると、読んだつもりで読んでいなかったことに気づいたので読んだ。
面白く読みつつも、いささかサービス過剰で、その辺の意匠はなくてもよかったんではないか、と思うところがないでもなかったのだけれど、サービス過剰ぎみであってこそ横溝正史であるとも思うのでいうだけ野暮だろう。