本日のうしとき

第二篇のⅠ401ページまで。オデットが着ていたという「日本の部屋着」ってのは着物のことなのかな。オデットの東洋趣味に関しての描写は過去にもあったけど、着物まで着ているとか書かれていなかったような。僕も日本人ですから、海外の小説で日本について描写があればそれなりに気になってしまうわけで、第一編での瀬戸物茶碗に浸すという「日本の玩具」もそうだけど、きっちり注釈入れておいて欲しいところです。
この巻の年代は1900年前後っぽいので、あと何年かすれば永井荷風アメリカからやってくる。
プルーストがサロンで出くわした殺人事件を日本人青年が解決する(正体は当然荷風で、プルーストがワトソン役)というミステリを誰か書かないかな。鴎外が探偵役で、犯人が×××××(ある歴史上の人物)というのはありましたな。