2006-10-07から1日間の記事一覧

本日の借本

芦辺拓 『グラン・ギニョール城』(原書房) 黒井千次 『一日 夢の柵』(講談社) G・ガルシア=マルケス/旦敬介訳 『愛その他の悪霊について』(新潮社)

ここ数日の読書

川端康成 『片腕』『散りぬるを』(『眠れる美女』新潮文庫) 黒井千次 『夢の柵』『影の家』『眼』『浅いつきあい』『電車の中で』(『一日 夢の柵』講談社)

川端康成 『眠れる美女』(新潮文庫)

三島由紀夫が「観念的淫蕩の極致」と呼ぶ『眠れる美女』も良かったのだけれど、「片腕を一晩お貸ししてもいいわ。」と、ポンと片腕を外してしまう『片腕』が大変美味であった。今まで川端康成をほとんど読んだことがなかったのは実に迂闊なことだと思う。

キャットウォーク

買い物へ行く途中以前にも書いた猫溜まりの堤防に相変わらず猫がいたので、しばらくぼんやりと眺めていた。 数は以前よりも少なく、堤防の下りのところに三匹、橋の脇につけられた点検用らしき通路に三匹の六匹がいるだけだった。猫がいる通路は大人一人が通…