2006-11-08から1日間の記事一覧
黒井千次 『禁域』(新潮社)95/222
元から迂遠的な文章を馬鹿正直にそのまま訳したような日本語訳になっていて、とても読みづらかった。昔は訳の善し悪しなど気にならなかったのに、最近は気になってしょうがない。 ミュータント故に迫害されるわけでないあたりが逆に新しかった。
近未来を舞台としながら、主人公セオの子供時代(=近過去)を導入に待ってくるのが上手い。「The Children of Men」という原題は聖書っぽいと思い調べてみたら、「エホバ降臨(くだ)りて彼人衆(かのひとびと)の建つる邑と塔を 觀給へり」の「人衆」が「T…
熱はないものの相変わらず喉がイガイガ、鼻水少々でちと辛い。土曜日には元気になる予定。夜行バス上京が待っている。