2007-06-07から1日間の記事一覧

大石真 『教室二〇五号』(講談社文庫)

『電脳コイル』のおかげで自分の中で児童文学ブームが起こってます。 受験戦争とか鍵っ子とか交通事故とか高度成長期の真っ向ストレートな児童文学。勝手にファンタジーの要素があるはずと思っていたのにファンタジー要素は欠片もなかったのだけど、家出とい…

マルセル・プルースト/鈴木道彦訳 『失われた時を求めて 2 第一篇 スワン家の方へⅡ』(集英社文庫)

第一篇第二部『スワンの恋』は語り手である「私」の直接的な見聞を離れて、三人称的に書かれているのに、この中にも時折「私」が顔を出していて、私見を述べていたりする。『失われた時を求めて』全体があくまでこの「私」により書かれているとすると、この…

しおりちゃん

本を整理する(正確には崩れた本の山を積み直す)過程で、沢山出てきたしおりを一纏めにして、しおり入れを作ってみたりした。しおりって使わないときにはころころしてるのに、いざ使おうとすると見あたらなかったりするので、こりゃ多分便利だぞ、と思う。…