2007-07-18から1日間の記事一覧

後藤明生 『眠り男の目』(インタナル出版)

追分での『挾み撃ち』執筆の様子をつづった「作家ノート」。作者自身も書いている通り創作ノートではなくて、生活雑記のようになっている。小説が随筆に近づいている作家は結構いるが(私小説家の晩年など特にその傾向がある)、後藤明生の場合、エッセーが…

第137回芥川賞

諏訪哲史『アサッテの人』に決定。種村季弘に師事とあって、へーと思う。 円城塔は芥川賞候補になってなくとも『Self-Reference ENGINE』が気になってたので、近いうちに読んだかも知れないのだけど、川上未映子は「芥川賞候補を読む」ということをしなけれ…