2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

小島信夫 『島』(『新潮現代文学37 小島信夫』新潮社)

当初江戸時代末期あたりの離島の話だと勝手に思い込んでいたので、どうやらそうでないらしいことが徐々にわかってくるのが楽しかった。文明国であるはずの「大ケンリ島」での出来事の方が、未開の地であるはずの「島」での出来事よりより滑稽で、そのけった…

メモ

少し立ち読んだブルーノ・シュルツという作家が非常に気にかかるも、定価1900円の前にあえなく撤退。映画観て、パンフ買うともはや金がないというさもしい経済状況。シュルツ全小説 (平凡社ライブラリー)作者: ブルーノシュルツ,Bruno Schulz,工藤幸雄出版社…

本日の読書

小島信夫 『島』(『新潮現代文学37 小島信夫』新潮社)少し。

押井守監督 『立喰師列伝』

大阪梅田のHEPナビオ8階。『クレヨンしんちゃん』や『ナルニア国物語』を観にきたであろう大勢の家族連れの中に混じる一目でそれと知れる異様な風体の男たちは休日の賑わいにいかにも不釣合いで、死んだ魚のような目をして館内のあちらこちらにひっそり…

本日の読書

小島信夫 『階段のあがりはな』『ハッピネス』(『新潮現代文学37 小島信夫』新潮社) 黒井千次 『通行人』『道の向うの扉』(『群棲』講談社)

小島信夫 『ハッピネス』(『新潮現代文学37 小島信夫』新潮社)

まだ短篇を数篇読んだだけなのだけれど、小島信夫の文章には、肩を抱き親しく語りかけながら、それと同時に突き放してもいるような印象があって、特にこの『ハッピネス』に顕著だった。一見冗漫な会話の裏側に裏側に鈍い違和感のようなものが常につき纏って…

先週に引き続き花見。今週は大阪造幣局へ。桜を見るのもほどほどに、またも痛飲する。人様の奢りである。有り難や。

本日の写真

昨日の写真のすぐ隣り。

本日の読書

珍しく今日は何も読まず。

バースデー

一日遅れではあったものの、お誕生日のケーキを頂き、少し感動してしまう。

本日の写真

先日京都に行ったとき撮ったもの。桜も撮っていたのだけれど、ちっとも奇麗に撮れていなかった。ちゃんと写真の勉強もしたいと思うのだけれど、そう思うのももう何年も前からのことで、なんともまあいい加減なこった、と自分のことながら少し呆れてしまう。

本日の読書

小島信夫 『自慢話』(『新潮現代文学37 小島信夫』新潮社) 松浦寿輝 『鳥の木』『甘い水』(『ものの たはむれ』文春文庫)

小島信夫 『自慢話』(『新潮現代文学37 小島信夫』新潮社)

弟が兄にかける電話という体で書かれていて、この弟が喋っているのは岐阜弁であるらしいのだけれど、方言で書かれたものを読むとき、自然と関西弁のイントネーションで読んでいるときが多く、この岐阜弁も関西弁のイントネーションで読んでいて、といっても…

永谷園

コンビニエンスストアの前でなにやら言い争っているジャージ姿の女子高生と小学生がいて、通り過ぎる合い間に聞いたそのやりとりが面白かったりした。 「なんやのあんたぁ。もっとはっきりしたこといったらどうなん」 「ながたにえーん」 「なにが永谷園やの…

本日の読書

キアラン・カーソン『琥珀捕り』(東京創元社)読了。 小島信夫 『島』(『新潮現代文学37 小島信夫』新潮社)少し。

キアラン・カーソン/栩木伸明訳 『琥珀捕り』(東京創元社)

読み終えてから、なんとはなしに一番始めのページを開いてみると、 わが父リアム・マック・カーソン あるいはウィリアム・カーソン (千九百十六年四月十四日――千九百九十八年三月二十四日) に捧げる とあった。原書の出版が千九百九十九年のことであるから…

本日の購入

永野護 『ファイブスター物語』第十二巻(角川書店)ファイブスター物語 (12) (ニュータイプ100%コミックス)作者: 永野護出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2006/04/07メディア: コミック購入: 5人 クリック: 85回この商品を含むブログ (264件) を見る相変ら…

花見

京都まで花見に出かけるも、二時ごろから風が強く吹きはじめ肌寒くなり、風で砂が舞うのか街全体が煙っているかのようで(どうやら黄砂だったらしい)、友人宅に避難し、お花見だったはずがただの飲み会と化して、久々に痛飲する。

本日の読書

キアラン・カーソン/栩木伸明訳『琥珀捕り』(東京創元社)2/3読了。 黒井千次 『オモチャの部屋』(『群棲』講談社) 内田百閒 『山東京伝』『尽頭子』(『冥途・旅順入城式』岩波文庫)『尽頭子』で女がいう「皿鉢小鉢てんりしんり」という言葉が妙に気に…

ははこのんきだね

散髪にいく。家の洗面台で自分の顔を見るときには、お、そこそこ男前なんちゃうの、などと思うときがあるのだけれど、理髪店の大きなガラスの前ではけしてそう思うことがないのは何故だろう。散髪帰りに立ち寄ったドラッグストアで、店内をパタパタと走り回…

本日の購入

黒井千次 『群棲』(講談社) ネット古書店で購入。

本日の読書

キアラン・カーソン/栩木伸明訳『琥珀捕り』(東京創元社)少し。 古井由吉 『槿』(福武文庫)少し。 内田百閒 『花火』(『冥途・旅順入城式』岩波文庫)松浦寿輝を読んでいた流れで、久しぶりに『冥途・旅順入城式』を引っ張り出してきたら、一作目の『花…

本日の音楽鑑賞

Circleアーティスト: 木村カエラ出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント発売日: 2006/03/08メディア: CD クリック: 26回この商品を含むブログ (186件) を見るアルバムとしては前作の方が好きかな。 伝説のライヴ -How The West Was Won-…

今日知ったこと

東久留米市は福岡県にあるのではなくて、東京都にあるのだということを今日知った。そういえば僕は広島より西には行ったことがなくて、当然九州には一度も行ったことがない。

写真整理中なので久々に一枚。 ハードディスクのあちこちに、それぞれ実に適当なフォルダ名で保存されているので整理が大変。

本日の購入

古井由吉 『槿』(福武文庫) ネット古書店にて購入。 注文してから、古書的価値の有無など興味がないのだから、講談社文芸文庫の方を買えばよかった、と思った。

本日の読書

キアラン・カーソン/栩木伸明訳『琥珀捕り』(東京創元社)少し。 松浦寿輝 『中二階』『アノマロカリス』(『ものの たはむれ』文春文庫)

本日の音楽鑑賞

Taste My Beatアーティスト: 土屋アンナ,Keith Volpone,Walter Brandt,William Brandt,Gary Newby出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング発売日: 2005/08/24メディア: CD クリック: 9回この商品を含むブログ (39件) を見る『FROZEN ROSE』という曲が…

老人たち

どんよりと空を覆った雲と、雨あがりの変に重たいような空気の所為か、土手の上を犬を連れ散策する老人たちがなにやら言葉を交わしている光景が、ひどく不思議なものに思えたりした。

本日の読書

キアラン・カーソン/栩木伸明訳『琥珀捕り』(東京創元社)少し。