2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

本日の読書

山田正紀 『神々の埋葬』(角川文庫)読了。 井上光晴 『未成年』(新潮社)少し。

山田正紀 『神々の埋葬』(角川文庫)

先日読んだところの『弥勒戦争』に続いて、この『神々の埋葬』にも書き急いで書かれたような印象を受けた。後半の展開が『弥勒戦争』とよく似ているのもどうかと思う。しかし、西丸達也や、三宅や笠原といった登場人物の魅力は前作よりもあって、その分こち…

白いプラスチックのまな板の縁から、一匹の蟻がトコトコと登ってきて、しばらくその様子を眺めながら人参を切っていると、包丁の切っ先で、蟻の頭と胴を切り離してしまいたいという衝動が生まれてきたのだけれど、それは何故だか凶悪なものではなくて、何か…

本日の購入

黒井千次 『石の話 黒井千次自選短篇集』(講談社文芸文庫) 本を定価で買うのは随分と久しぶり。書店や出版社に申し訳なく思う。黒井千次の最新短編集が出ているのは知っているのだけれど、というか、それを少し立ち読んだから、黒井千次を読んでみようと思…

本日の読書

山田正紀 『神々の埋葬』(角川文庫)三分の一。

雨傘

平日の昼過ぎに乗り込んだ車内の大半は六十を過ぎた老人ばかりで、傘を両手でしっかりと抱え、ちょこなんと座席に一列になって座っているその様子に、罪悪感を覚える。僕と同年代くらいの乗客がいないこともないが、いや、僕が勝手に同年代だと思うだけで、…

本日の読書

黒井千次 『知らない顔』『袋の男』(『隠れ鬼』新潮社/読了) 山田正紀 『神々の埋葬』(角川文庫)三分の一。

黒井千次 『隠れ鬼』(新潮社)

1981年から1983年の間に発表された短編を集めた短編集。1984年発行。 『失うべき日』に収められた短編のいくつかは、あまりに僕の好み通りに展開していくので、少し物足りなく思ったりしたのだけれど、この『隠れ鬼』では、『男の車』だけが、結…

本日の読書

山田正紀 『弥勒戦争』(角川書店) 井上光晴 『未成年』(新潮社)少し。

山田正紀 『弥勒戦争』(角川文庫)

唐突に山田正紀。自分でもこの脈絡のなさがよくわからない。 この『弥勒戦争』はデビュー作『神狩り』に続く神三部作の二作目で、『神狩り』は何年か前に読んだ。 一気呵成に読み進めていくうちに残り枚数がどんどん少なくなり、このままで大丈夫かと思って…

今日も洋食屋さん。

調子づいて、またも洋食。ロールキャベツ、さけのインド風フライ(カレー風味)にサラダ(今日は非和風)といったメニュー。ロールキャベツに、キャベツまるまる一個も使うのかね、と思っていたら無残に失敗したりした所為もあって、見事に使い切ってしまい…

本日の読書

黒井千次 『一夜』『男の車』(『隠れ鬼』新潮社) 井上光晴 『未成年』(新潮社)少し。

洋食屋さん

先日のオムライスが存外に美味かったのに気をよくして、あじのムニエル、グラタンオニオンスープにサラダという洋食メニューな夕飯を作る。サラダは、大根とか蒟蒻(生食用)とか寒天などがはいっている上、ドレッシングが和風だったりしたのだけれど、一応…

本日の読書

黒井千次 『出発まで』(『隠れ鬼』新潮社)

月曜午後七時

ブラックジャックは毎回人の命を救っているが、名探偵コナンで毎回人が死んでいるので、プラスマイナス0だと思った。

本日の読書

黒井千次 『隠れ鬼』『石の話』『樹の話』(『隠れ鬼』新潮社)

嗅ぎ言葉

はてなキーワードの酢豚の説明が パイナップルが入ってるのを嫌う人が居る中華料理。 なのは、どうなんだと思いつつ、笑ってしまった。ちなみに僕は入れない派。

オムライス

ありあわせの材料で適当に作ったオムライスが実に美味かったりしたので、今度から得意料理に加えようと思う。ちなみにほかの得意料理は酢豚とペペロンチーノ。これまたよくわからない組み合わせ。

本日の購入

熊倉隆敏 『もっけ』 第五巻(講談社) 見鬼である姉と憑坐である妹のほのぼの系本格妖怪漫画。続刊が出れば無条件で購入する数少ない漫画のひとつ。このほかでは『ファイブスター物語』と『papa told me』ぐらい。相変らずよくわからない組み合わせ。 二巻…

本日の読書

黒井千次 『メカニズムNo.1』(三笠書房)読了。

黒井千次 『メカニズムNo.1』(三笠書房)

『メカニズムNo.1』 黒井千次のデビュー作。筒井康隆の初期の頃を想起させるようなドタバタ具合が楽しくもあるが、構図が単純すぎ、結末もまた安易で、一番初めにこれを読んでいたら、黒井千次という作家に興味を持つことはなかったと思う。しかし、作風は随…